どの会社にでも存在する「経理・会計の課題」を一挙解決へ


-時代を先取る事業という印象なのですが、強みや特徴を教えてください

小嶋:「AIを活用して経理・会計分野の仕事を 楽に早く行う」ことへの貢献に特化しているのが、当社の特徴です。といっても、AIを活用したくて事業をつくったのではないんです。解決したい課題があって、そこにAIを活用しました。その課題というのが経理・会計の自動化・省力化なのですが、創業社長の森の実体験から来ています。森は以前、eコマースの会社を経営していて、様々な業務を楽に早く行えるような自動化の仕組みをとことん工夫していました。ただ、会社の経理・会計部門だけが自動化しきれなかったんです。様々な体裁に書かれた紙の請求書や領収書が来ますからね。しかし、最新のテクノロジーを使えばできるのではないかと考え、当社を立ち上げました。 

他社にはない強みは、どんな請求書や領収書が来ても読み取って処理できる点でしょうね。昨年フィンテックアワードを頂いたのですが、この分野の技術では世界で最高峰だと思っています。経理・会計業務というのはすべての会社に存在していますので、この課題を解決できれば社会貢献になる。世の中全体をちょっといい方向性に進めることができるのではないか、というのが我々の事業背景にあります。

―画像で読み取った情報が、そのまま会計処理に使えるわけですね

小嶋:そうですね。実は画像から文字をテキスト化するOCRという技術は、100年以上の歴史を持っており30年以上前から普及しています。ただ、読み取るだけではいけないんですね。「支払金額」「税抜き金額」「支払日」「支払先」などを識別し、会計ソフトに正しく反映するところまで全部できてはじめて、「自動化」が可能になります。私たちはそれを、AIを活用した独自活用によって実現させました。AIにもいろいろありますが、会計分野に特化して精度を格段に高め、ビジネスレベルで使えるものにしてきたのが特徴だと思っています。

―鈴木さんは、お客様先へ出向くお仕事でしょうか?

鈴木:そうですね。私は去年の6月に入社しました。それまで代表の森1人が営業をしていたところに私が加わった形で、既存のお客様を主に担当しています。

―どういった興味で入社されたのですか?

鈴木:会社の立ち上げ期というフェーズに魅力を感じました。前職でも事業の立ち上げ経験はあるのですが、その時は外資系だったんです。意思決定機関が海外にあるので、判断や次の戦略が見えないこともありまして……それで、経営判断に近いところで仕事をしたいと考えて、入社しました。その点では、思っていた以上にいろいろな経験ができていますね。経営会議にも出させてもらえるようになりましたし、営業以外に、マーケティングや採用など、あらたな領域でのチャンレジができているところがすごくおもしろいです。

―立ち上げ期ならではの経験ですね

鈴木:大きい会社にももちろんやりがいはありますが、いろんなステップを踏んで任される範囲が広がっていくと思うんです。でもここだと、世の中の変化に対応して、スピーディに柔軟に動いていく。これは、将来どういう事業に携わっていくにせよ、大きな経験だと思っています。

お客様がざわつくテクノロジーで、ダントツのシェアを目指す


―お客様先での印象的な経験はありますか?

鈴木:「働き方改革」が進められる中、業務の自動化・省力化への関心はどのお客様も高いですね。OCR技術の活用を一度は見聞きしたことがあるお客様も多いと思います。ただ、なかなか実務の中に取り込まれていない。しかし、当社製品のデモを実際に見てもらうと、お客様の社内がざわざわするような反応が得られることが多いんです。それを、入社してすぐ体験したのは印象的でした。自分が最新のテクノロジーを扱っているんだという実感にもなりましたね。

―ご自身でも想定以上の反応だったんですね

鈴木:そうですね。以前、OCRを扱う会社でも働いていたことがあって、個人的には「より精度がいい」くらいに捉えていたんです。でもお客様の反応を見て「未来に起こることが、今目の前で起きている!」という感覚になりました。

―究極を目指すとしたら、日本全体の会計・経理業務時間の何パーセントくらい削減できるのでしょう?

小嶋:試算する方法によって違ってくるので評価が難しいところがありますが、究極というなら、半分を目指したいです。言い換えると、経理業務の労働生産性を2倍に高めるということですね。今、会社の経理部門や税理士・会計士業務などをあわせると、4兆5千億円くらいのマーケットがあると言われています。ここが自動化されるとした時に我々がどの程度シェアをとれるか…これからのチャレンジですね。少し前の話ですが、オックスフォード大学のオズボーン教授・フレイ博士・野村総合研究所が行った共同研究で「人工知能やロボット等による代替可能性が高い職業」*1のリストがあったんです。そこに経理事務員やデータ入力係といった職業も挙がっていますが、今後起こる流れだと思っています。

鈴木:私自身、そこまで考えて入社したわけではないのですが、市場が大きいとは思っていました。前職でLinkedInにいまして、人材紹介マーケットでも、一部の仕事が機械に置き換えられていくことは数年前から話題に上がり始めていました。機械ができることは機械に任せ、より人間が人間らしく生きられるような社会を目指そうというのが当社の目指す世界観ですが、そこは個人的にすごく大事だと思っています。初めての方に「会計ソフトの会社」と思われることもあるのですが、我々が会計ソフトをつくることはないですね。むしろ各会計ソフトがすべて使ってくれるようなサービスとなり、数年後には間接的に日本全国の会社の会計に使われている状態になればと思っています。

小嶋:目指す状態は、ダントツのトップシェアですね。AI-OCR技術を主軸に経理・会計分野の生産性向上に特化することで、突き抜けた存在になっていきたいと思っています。

「一番いいものを前に」と建設的に進める集団


―入社する社員の皆様は、どんな方々ですか?

鈴木:言われて動くのではなく、課題を投げられたら自分で考えて動くメンバーばかりですね。やりたいと言えば任せてもらえますので、自分でどんどんやりたい人には向いていると思います!

―組織内の関係性はいかがでしょう?役員の皆様の雰囲気とか…

鈴木:本当の意味で「フラット」な組織だと感じます。経営会議でも、役職とか社歴関係なく、何でも言いやすい雰囲気です。「一番いいアイディアを取り入れ、とにかく前に進めよう」という文化が強いからでしょうね。

―そうした風土をつくってきた要因ってあるのでしょうか

鈴木:コミュニケーションが非常にオープンで、会社の方向性や課題感を全員で共有していこうという姿勢があるからですかね。

小嶋:意識的に、人の役割を変に制限しないようにしています。あと、「それダメだね」のようなネガティブな言い方はしないようにしています。明らかに欠陥がある考えだったとしても、頭ごなしに指摘してしまうと次にもうアイディアを出さなくなってしまう。だから、どんなことでも一旦受け止めます。検討した結果採用しないことはもちろんありますけどね。チャレンジしないことの方がやってはいけないことだと思っているので、ダメなら止める、間違ったら直すという姿勢でまずアクションしようと気を付けています。

―入社する人に特に求めているのは何でしょうか

松原:スキルレベルとしては非常に高い人を求めています。ただあわせて、カルチャーフィットする人であることは欠かせない要素です。この人と1年間、10年間と仕事をしても大丈夫だろうか、熱い心を持っている人だろうかという判断軸は、重視しています。

小嶋:当初から、組織のレベルを上げる、今いるメンバー以上の人を求めるという姿勢は徹底されていますね。

松原:今までの採用は全部成功したと思っています。いずれ組織が大きくなったら、お互い合わない関係性も出てくるかもしれませんが、今そういう状態はないと思っています。

―今回採用にFFS診断を活用して頂きましたが、使い方としてはいかがでしょうか? 

松原:もともとあまり傾向の違う人は採らないようにしてきたのですが、FFSを使ってみると、改めて同じような傾向の人が多いのが確認できましたね。

小嶋:カルチャーフィットする人を見極めるのに、感覚でやってきた面もありますが、科学的なデータを見て自分たちの方針を再確認できたような気がします。

向上心を持つメンバー同士、共に成長を


―どういう人を求めているか、メッセージをぜひお願いします。

鈴木:ポジティブに前に推進していける人は、組織にとってマイナスにはならないですよね。そういうマインドを持っている方はすごく大事だと思います。ポジティブというのはいろんな意味がありますが、単純に明るいということではなくて、向上心、前へ進む意識、会社の成長とあわせて自分も成長しようという姿勢などです。だから、面接時点でパーフェクトでなくてもいいんです。入社後に伸びしろが期待される人、この人と仕事をすれば何か成し遂げられるんじゃないかとわくわく感を持てる人に、個人的にはぜひ来てほしいと思っています。

松原:今の意見に全面賛成なのですけれど、あえて違うことを挙げると、好奇心旺盛な人が合うと思っています。というのは、まだまだ組織に足りないところは山ほどあります。どこか専門ジャンルを持っていて、かつ「これもあれもやってみたい」という好奇心をお持ちの方が今のフェーズにはフィットしますね。それを体験したい、楽しみたいという人にぜひ来てほしいです。

小嶋:そうですね。セルフスターターでモチベーションが高い人に入ってきてほしいですね。まだ正社員はやっと20名を超えた程度なのですが、全員エースなんですよ。このメンバーなら何をやっても成功すると思えるんです。そこに新しい人が入っても、必ず気持ちよく働ける。高い向上心と高レベルの人たちが集まる素晴らしいチームで働けるのは保証します。今の社員たちも全員そう思っているので、本当に世の中を変えたいと熱い気持ちで真剣に取り組んでくれる人、そういう人にぜひ入って頂きたいと思っています。